TOP
Journal

千葉県産野菜たっぷり「黒アヒージョ」作りin「清水公園キャンプ場」

2023.1.19

酒場ライターのパリッコさんが千葉県の各地をめぐりながら、新しい千葉の名物料理「黒アヒージョ」を、アウトドアで作って食べるシリーズ。第3回は、農産物直売所「ゆめあぐり野田」でゲットした千葉県産野菜を使ってアヒージョ作り。舞台となるのは、東武アーバンパークライン「清水公園駅」から徒歩でもアクセス可能な「清水公園キャンプ場」です。

まずは農産物直売所「ゆめあぐり野田」へ

今回訪れるのは、東武アーバンパークライン「清水公園駅」から徒歩10分と、千葉県のなかでも特に気軽に訪れられる「清水公園キャンプ場」だ。

というわけで、スタートは清水公園駅から。現地には手ぶらでバーベキューを楽しめるプランもあるらしいけれど、せっかくなので近くにある農産物直売所へ寄って、食材を調達していこう。

やってきたのは「ゆめあぐり野田」。開店直後だったこともあり、実際に農家の方が採れたての野菜を運びこんでいた。食材の新鮮さは折り紙つきだ。

菜が大好きな僕は、店内に所狭しと並ぶ野菜を眺めているだけでテンションが上がる。そして、そのどれもが見るからに生命力にあふれ、信じられないくらい安い。誇張でもなんでもなく、ボウリングの玉より巨大なカリフラワーが200円で売られていた! カリフラワー大好きっ子の僕としては個人的おみやげに買って帰りたかったが、持ち運びのことを考えて断念した。くやしい……。

野菜以外の食材や加工品も一部扱いのある店だけど、これだけ圧巻の品揃えを見せられてしまうと、今回のアヒージョは野菜メインでいきたい。というかもう、ここは思いきって、野菜オンリーのアヒージョ! それでいこう!

駅から徒歩10分のキャンプ場

買い出しを経て到着した清水公園キャンプ場は、水場や焚き火台、コテージなどの設備もがととのっていて、アウトドア用品の販売や貸し出しも充実。本格的なキャンプやアウトドアはもちろん楽しいものだけど、休日にふらりと行ってバーベキューなどができる手軽さもまた魅力だ。家族連れでも訪れやすいのもポイントで、実際、もう少し暖かくなったら、僕も家族で来てみたいなと思った。

そして今回、アヒージョ用に買ってきた野菜たちがこちら。

・ミニトマト
・なす
・芽キャベツ
・カリフローレ(スティック状のカリフラワー)
・菜の花
・ハーブの詰め合わせ

どう考えてもよくばりすぎた。が、せっかくなので深めのクッカーにそれらを詰められるだけ詰め、アヒージョにしてしまおう。

まずは場内に多数用意された焚き火台のひとつで、焚き火を起こしてゆく。僕はまったくの素人だけど、偶然にもカメラマンさんがキャンプ上級者で、手ほどきを受けながら。

この工程がすでに楽しく、僕に火の管理をレクチャーしつつ撮影もしなければいけない、大忙しのカメラマンさんの横で、思わずビールを開けてしまう。

無事火が起きたら、カットした野菜たちを詰め込んだクッカーをその上に。どぼどぼどぼと、遠慮ない量のオリーブオイルを注いでゆく。

仕上げはもちろん黒アヒージョの決め手、醤油。味つけはそれのみだけど、鍋からはハーブや野菜たちの甘い香りが立ち上り、もはや成功は約束されたようなものだ。

完成!「千葉県産野菜たっぷり黒アヒージョ」

ぐつぐつと全体に火が通ったら、アヒージョは完成。冷めないようにスピーディーにコテージエリアに移動して、いざ実食だ。

オリーブオイルとハーブの香りをまとった、なす、トマト、菜の花、カリフローレなどの野菜が、それぞれにたまらなくうまい。なかでも気に入ったのが芽キャベツで、その甘みとジューシーさ、そして加熱された醤油の香ばしさが、噛みしめた瞬間に爆発する! 芽キャベツ、なんてアヒージョ向きの野菜なんだろうか。これは大発見だ。それらの旨味がたっぷりと染み出したオイルに浸したパンも、説明不要の禁断の味。

とても駅から10分の場所とは思えない、自然に囲まれたキャンプ場で、野菜の旨味たっぷりのアヒージョを堪能する優雅な時間。あらためて、千葉県っていいところだな〜。

そうそう、ちなみにここ清水公園には、キャンプ場だけでなく、「フィールドアスレチック」「ポニー牧場」「ニジマス釣り」、さらに夏には水遊びもできる「アクアベンチャー」など、遊べる施設も大充実。

家族や友人たちとひとしきり遊んだあと、キャンプ場に移動してアウトドア料理を楽しむ1日なんて、最高にもほどがある。

ゆめあぐり野田

住所
千葉県野田氏船形280−1
https://www.yumeaguri-noda.com/

清水公園

住所
千葉県野田市清水906

電話番号
04−7125−3030

アクセス
清水公園駅から徒歩約10分
https://www.shimizu-kouen.com

SNSでシェアする
Journal

その他の記事